日常生活で活用されるプログラミング例一覧!小学生向けに身近な具体例で紹介

初心者向け

「プログラミングって、なんだか難しそう…うちの子にできるかしら?」

そんなふうに感じているお父さん、お母さん、ちょっと待ってください!

実は、プログラミングは私たちの身の回りのあらゆる場所で活躍している、とっても身近な存在なんです。

本記事では、小学生のお子様と一緒に、日常生活に隠れたプログラミングの例を発見し、その仕組みを分かりやすく解説していきます。

自動販売機から、毎日使っているアプリ、そして今見ているこのWebサイトまで…。

身近な例を通して、プログラミングの面白さ、そして未来への可能性を感じていただけるはずです。

本記事を読み終わる頃には、プログラミングがぐっと身近に感じられ、親子で一緒にプログラミングの世界に飛び込むきっかけになるでしょう。

プログラミングとは?

プログラミングとは、簡単に言うと、コンピューターに「こう動いてほしい」と指示を出す「指示書」作りです。

コンピューターは、とても高性能な機械ですが、自分では何も考えることができません。

そのため、私たち人間が「こうしてほしい」という手順を、コンピューターが理解できる言葉で伝える必要があります。

その手順を書き記したものが、プログラムなのです。

例えば、皆さんが毎日使っているスマートフォンのアプリも、プログラミングによって作られています。

アプリ一覧

画面をタップすると特定の動作をするように、一つ一つ指示が書かれているんですよ。

他にも、ゲームやロボット、さらには家電製品など、身の回りの多くのものがプログラミングによって動いています。

つまり、プログラミングとは、コンピューターへの指示書を作ることであり、私たちの生活を便利で豊かにするために欠かせない技術なのです。

そして、この技術を学ぶことは、子供たちの未来の可能性を大きく広げることにつながります。

プログラミングを通して、コンピューターの仕組みを理解し、自分のアイデアを形にする力を身につけることができるのです。

「難しそう…」と思うかもしれませんが、大丈夫!

次のセクションでは、親子で楽しめる、身近なプログラミングの例をたくさん紹介しますので、ぜひ一緒にプログラミングの世界を覗いてみてくださいね。

親子で楽しめる身近なプログラミングの例

「プログラミングって、私たちの生活とどう関係があるの?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

実は、プログラミングは、皆さんのすぐそばで、毎日の生活を支えてくれているんですよ。

ここでは、親子で一緒に「あっ、ここにもプログラミングが!」と発見できる、身近な例をいくつか紹介します。

これらの例を通して、プログラミングが私たちの生活にどのように役立っているのか、一緒に見ていきましょう!

  • ゲームだけじゃない!日常生活で使われているプログラミングの例
  • 【プログラミングの例①】自動販売機を動かす
  • 【プログラミングの例②】信号機はどうやって制御されている?
  • 【プログラミングの例③】日常生活で活用されているアプリの仕組みを理解する
  • 【プログラミングの例④】Webサイトが動く仕組みも理解しよう

ゲームだけじゃない!日常生活で使われているプログラミングの例

プログラミングと聞くと、真っ先にゲームを思い浮かべる方も多いかもしれません。

確かに、ゲームはプログラミングの技術がふんだんに使われている、分かりやすい例の一つです。

しかし、プログラミングの活躍の場は、ゲームだけにとどまらないのです!

実は、皆さんが普段、何気なく使っている家電製品や、便利なサービスなど、私たちの日常生活のあらゆる場面で、プログラミングは活用されています。

現代社会において、プログラミングは生活を便利で豊かにするために欠かせない技術となっています。

プログラミングは、皆さんの生活を、より快適で、より楽しいものにするために、様々な場面で活躍している、縁の下の力持ちのような存在なのです。

【プログラミングの例①】自動販売機を動かす

皆さんは、自動販売機でジュースを買ったことがありますか?

実は、あの自動販売機も、プログラミングによって動いているんですよ。

自動販売機は、お金を入れて、ボタンを押すと、商品が出てきて、お釣りもちゃんと計算してくれますよね。

この一見当たり前のような一連の動作、実はすべてプログラミングによって制御されているのです。

例えば、皆さんが150円のジュースを買うために、自動販売機に200円を投入したとします。

自動販売機は、まず投入された金額を認識し、次に、皆さんが選んだ商品のボタンが押されたことを確認します。

そして、在庫があることをチェックした後、商品を取り出し口に移動させ、同時にお釣りの計算を行い、50円を返却します。

この一連の動作は、あらかじめプログラムされた手順に基づいて、正確に実行されます。

つまり、自動販売機は、「お金を認識する」「ボタンが押されたことを認識する」「商品を提供する」「お釣りを計算する」といった一連の動作を、プログラミングによって実現しているのです。

この仕組みを理解することで、プログラミングがどのように機械を制御しているのかを具体的にイメージすることができるでしょう。

【プログラミングの例②】信号機はどうやって制御されている?

皆さんが毎日、安全に道路を渡ることができるのは、信号機のおかげですよね。

では、その信号機、一体どうやって動いているか、考えたことはありますか?

実は、あの信号機も、プログラミングによって制御されているんです!

信号機は、時間帯や交通量に応じて、青、黄、赤の点灯時間を調整する必要があります。

これらの制御は、あらかじめプログラミングされた手順に基づいて、自動的に実行されています。

つまり、信号機は、「時間帯を認識する」「交通量を推測する」「青、黄、赤の点灯時間を調整する」といった処理を、プログラミングによって実現しているのです。

【プログラミングの例②】信号機はどうやって制御されている?

普段何気なく見ている信号機も、実はプログラミングによって、私たちの安全を守ってくれているんですね。

このように、プログラミングは、社会のインフラを支える重要な技術なのです。

【プログラミングの例③】日常生活で活用されているアプリの仕組みを理解する

皆さんは、スマートフォンでどんなアプリをよく使いますか?

天気予報アプリ、地図アプリ、それともゲームアプリでしょうか?

実は、これらのアプリもすべて、プログラミングによって作られているんです!

アプリは、ユーザーの操作(タップやスワイプなど)に対して、特定の動作を実行するようにプログラミングされています。

例えば、天気予報アプリを開いて、自分の住んでいる地域をタップすると、その地域の天気予報が表示されますよね。

これは、アプリが、ユーザーがタップした場所の情報を取得して、その場所に対応する天気予報データをインターネットから取得し、画面に表示するよう、プログラミングされているからです。

また、地図アプリで現在地から目的地までのルートを検索すると、アプリは様々なルートを計算して、最も早く着くルートを提案してくれます。

これも、複雑な計算を、プログラミングによって高速かつ正確に行っているからこそ実現できるのです。

つまり、アプリは、「ユーザーの操作を認識する」「必要な情報を取得する」「情報を分かりやすく表示する」といった処理を、プログラミングによって実現しているのです。

アプリの仕組みを理解することで、プログラミングがどのように私たちの生活を便利にしているのかを実感できるでしょう。

【プログラミングの例④】Webサイトが動く仕組みも理解しよう

皆さんは、今まさにこのWebサイトを見て、プログラミングについて学んでいますよね。

では、このWebサイト、一体どうやって動いているか、考えたことはありますか?

実は、このWebサイトも、プログラミングによって作られているんですよ!

Webサイトは、文字や画像、動画などを、見やすく、使いやすく配置するために、HTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語を用いて作成されています。

例えば、今皆さんが読んでいるこの文章は、HTMLという言語で書かれています。

HTMLは、Webページの骨組みを作る役割を担っており、文字の大きさや色、配置などを指定することができます。

また、ボタンをクリックすると別のページに移動したり、画像が拡大表示されたりするような動きは、JavaScriptという言語によって実現されています。

JavaScriptは、Webページに動きをつける役割を担っており、ユーザーの操作に応じて様々な処理を実行することができます。

つまり、Webサイトは、「情報を整理して表示する」「ユーザーの操作を受け付ける」「操作に応じて動きをつける」といった処理を、プログラミングによって実現しているのです。

Webサイトの仕組みを理解することで、プログラミングがどのように情報を整理し、表現しているのかを学ぶことができ、将来Webサイト制作に挑戦する際の大きな足がかりとなるでしょう。

【小学生向けプログラミングの例題】練習問題でコード例を学ぶ

「プログラミングの仕組みは分かったけど、実際にどうやって作るの?」

そんな疑問を持っている方も多いでしょう。

ここでは、いよいよプログラミングの例題に挑戦です!

小学生でも簡単に取り組める例題を用意したので、安心してくださいね。

  • スクラッチで繰り返し処理をマスター
  • Pythonで条件分岐を理解する
  • JavaScriptで変数を使ってみる
  • 子供向けのゲーム作りでタイマー機能を活用

スクラッチで繰り返し処理をマスター

「同じような動作を何度も書くのは面倒だな…」

そんな悩みを解決するのが、スクラッチの「繰り返し処理」です!

スクラッチは、ブロックを組み合わせるだけで簡単にプログラミングができる、小学生にも大人気のプログラミング言語です。

関連記事:スクラッチとは

ここでは、スクラッチの「繰り返し処理」を使って、効率的にプログラミングする方法を学びましょう。

例えば、画面上の猫のキャラクターを、10歩ずつ前に進めるプログラムを考えてみましょう。

「10歩動かす」ブロックを10個並べることもできますが、もっと簡単に、少ないコードで実現する方法があります。

それが、「ずっと」ブロックや「〇回繰り返す」ブロックです。

「ずっと」ブロックの中に「10歩動かす」ブロックを入れれば、猫は画面の端に到達するまで、ずっと進み続けます。

「10回繰り返す」というブロックを使えば、猫は10回だけ10歩ずつ前に進みます。

このように、「繰り返し処理」を使うことで、少ないコードで複雑な動きを実現できるのです。

実際にやってみると、その便利さがよく分かるはずです!

プログラミングでは、「繰り返し処理」はとてもよく使う、重要な技術の一つです。

スクラッチで「繰り返し処理」をマスターすれば、もっと複雑なプログラムにも挑戦できるようになりますよ。

ぜひ、実際に手を動かして、その便利さを体感してみてください!

Pythonで条件分岐を理解する

「もし、こうだったら、こうしたい!」

そんな、場合に応じた処理を、プログラムで実現するにはどうすれば良いでしょうか?

ここでは、Pythonというプログラミング言語を使って、「条件分岐」を学びましょう。

Pythonは、世界中で使われている、人気のプログラミング言語の一つです。

シンプルで分かりやすい文法なので、初心者の方にもおすすめですよ。

「条件分岐」とは、「もし〜なら、〜する」というように、条件に応じて異なる処理を実行することです。

例えば、「もし、雨が降っていたら、傘を持っていく」という処理をPythonで書いてみましょう。

Python
 
weather = "雨"  # 天気を変数に代入
if weather == "雨":  # もし天気が雨なら
    print("傘を持っていく") # 傘を持っていく
else:
    print("傘は持っていかない") # 傘を持っていかない

このプログラムでは、weather という変数に、天気 (“雨” または “晴れ”) を代入します。

そして、if 文を使って、weather の値が “雨” かどうかを判定し、それに応じて異なるメッセージを表示しています。

このように、Pythonの「条件分岐」を使うことで、状況に応じて異なる処理を実行するプログラムを作成できます。

これは、ゲームやアプリなど、様々な場面で活用できる、非常に重要なプログラミングの技術です。

「条件分岐」をマスターすれば、より高度なプログラムを作ることができるようになりますよ!

JavaScriptで変数を使ってみる

「ゲームのスコアや、キャラクターの名前を、プログラムの中で覚えておくにはどうしたらいいの?」

そんな疑問を解決するのが、JavaScriptの「変数」です!

JavaScriptは、Webサイトに動きをつけるためによく使われるプログラミング言語です。

ここでは、JavaScriptの「変数」を使って、データを一時的に保存する方法を学びましょう。

変数は、データを保存しておくための「箱」のようなものです。

この「箱」に名前(変数名)を付けて、中に数字や文字などのデータを入れておくことができます。

例えば、ゲームのスコアを計算するプログラムを考えてみましょう。

JavaScript
 
let score = 0; // スコアを保存する変数

score = score + 10; // 敵を倒したら10点加算
console.log("現在のスコアは" + score + "点です");

score = score + 5; // アイテムを取ったら5点加算
console.log("現在のスコアは" + score + "点です");

このプログラムでは、score という名前の変数に、初期値として0を代入しています。

その後、敵を倒したり、アイテムを取ったりするたびに、score の値を更新し、その都度、現在のスコアを表示しています。

このように、JavaScriptの「変数」を使うことで、データを一時的に保存し、プログラムの中で値を使い回したり、変更したりすることができます。

変数は、プログラミングにおいて非常に重要な役割を果たすため、しっかりと理解しておきましょう。

「変数」を使いこなせば、より複雑なプログラムも作れるようになりますよ!

子供向けのゲーム作りでタイマー機能を活用

「ゲームに時間制限をつけたい!」「時間切れになったら、ゲームオーバーにしたい!」

そんな、ゲームをより面白くするための機能を、プログラミングで実現するにはどうすれば良いでしょうか?

ここでは、ゲーム作りによく使われる「タイマー機能」について学びましょう。

タイマー機能は、ゲームに時間制限という要素を加えることで、ゲームプレイに変化と面白さを与えてくれます。

例えば、スクラッチで、30秒以内にできるだけ多くのリンゴを集めるゲームを作ってみましょう。

タイマー機能を使うことで、「残り時間」を表示したり、時間切れになったらゲームを終了したりすることができます。

さらに、タイマーの値を条件分岐と組み合わせれば、「残り時間が10秒以下になったら、リンゴの出現頻度を上げる」といった処理も可能です。

このように、タイマー機能は、ゲームに時間制限による緊張感や達成感を演出することができ、ゲームをより面白くすることができます。

タイマー機能を使いこなして、オリジナリティ溢れるゲーム作りに挑戦してみましょう!

関連記事:【パソコン教室が勧める】小学生向けプログラミングおすすめ本!

まとめ:プログラミングの身近な例を親子で見つけてみよう

本記事では、プログラミングとは何なのか、そして私たちの日常生活の中でどのように活用されているのかを、具体的な例を交えながら解説してきました。

「プログラミングって、実は身近な存在なんだ!」

「ゲーム作りって、楽しそう!」

そんなふうに感じていただけたら、とても嬉しいです。

プログラミング学習は、論理的思考力や問題解決能力を養うだけでなく、子供たちの創造力を育む上でも非常に効果的です。

そして何より、親子で一緒に学ぶことで、プログラミングがより身近なものに感じられ、学習へのモチベーションも高まるでしょう。

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