プログラミング的思考とは?小学生低学年向け遊びで思考を伸ばす5つの方法

プログラミング的思考とは?小学生低学年向け遊びで思考を伸ばす5つの方法 初心者向け

「プログラミング」と聞くと、パソコンに向かってカタカタ…難しそう!って思いますよね?

でも実は、プログラミング的思考って、もっと身近なもので、私たちが普段の生活で無意識に使っている力なんです。

特に小さなお子さんをお持ちの親御さんなら、「うちの子にもプログラミング的思考を身につけてほしいけど、何から始めたらいいの?」と悩んでいる方もいるかもしれません。

本記事では、そんな親御さんのために、小学生、特に低学年のお子さんでも楽しくプログラミング的思考を伸ばせる、5つの遊びをご紹介します。

難しいコードや専門知識は一切不要。

遊びを通して、お子さんの未来の可能性を広げるヒントが満載です。

プログラミング的思考ってなに?

プログラミング的思考って、よく聞くけど実際どういう意味?

簡単に言うと「問題解決の道筋を考える力」のこと。

目標を達成するために、どんな順番でどんな行動をすればいいのか、論理的に考えて、手順を組み立てていく力のことなんです。

例えば、カレーライスを作るとき。「まず材料を揃えて、野菜を切って…よし、じゃあ次は炒めて、煮込んで…」っていう風に、頭の中で手順を整理しながら作りますよね。まさにこれ、プログラミング的思考なんです。

子供のプログラミング思考を育むメリット

「プログラミング的思考って大切なんだな」ってことは分かってきたけど、うちの子にどんなメリットがあるの?そう思っている親御さんも多いはず。

実は、子供の成長に、とっても良い影響があるんですよ。

以下の3つのメリットについて、解説します。

  • プログラミング的思考とは?低学年で身につける重要性
  • 将来役立つ!プログラミング的思考で得られる3つの力
  • 遊びが学びに変わる!家庭学習のメリット

プログラミング的思考とは?低学年で身につける重要性

プログラミング的思考は、将来プログラマーになる、ならないに関わらず、子供たちの未来を支える、本当に大切な力なんです。

特に、小学校低学年の頃から遊びを通して自然に身につけさせてあげられると理想的ですよね。

将来役立つ!プログラミング的思考で得られる3つの力

プログラミング的思考を学ぶことで、大きく分けて3つの力が身につきます。

  • 論理的思考力UP:物事を筋道立てて考えられるようになるので、複雑な問題でも「えっと、まずコレをやって、次にアレをすればいいんだ!」と、分解して解決できるようになります。まるで小さな名探偵ですね。
  • 問題解決能力UP:目標を達成するために、どんな手順を踏めばいいのか、分析して実行する力がつきます。「あれ?うまくいかないな…じゃあ、こっちの方法を試してみよう!」と、パズルを解くみたいに試行錯誤しながら、粘り強く答えを見つけ出せるようになるんです。
  • 創造力UP:「こうしたらどうなるんだろう?」と、色々な方法をためしてみることで、新しい発想や、斬新なアイデアがどんどん生まれてきます。まるで小さなアーティストみたい!

遊びが学びに変わる

実は、プログラミング的思考って、お家で親子で一緒に楽しみながら学ぶのが一番効果的なんです。

遊びを通して自然に学べるので、お子さんも「もっとやりたい!」って、自分から進んで取り組んでくれるようになりますよ。

関連記事:小学生のプログラミング内容を学年別に解説!おすすめ教材と家庭学習方法を紹介

子供のプログラミング思考を育む5つの遊び

さあ、ここからは実際にどんな遊びをすればいいの?というお話。特別な道具は何もいらないので、気軽に始めてみてくださいね。

以下、子供向けプログラミング思考を育む5つの遊びを紹介します。

  1. ブロック遊び:創造力と空間認識力を養う
  2. お絵描き:順序立てて考える力を育む
  3. カードゲーム:ルールと戦略的思考を学ぶ
  4. ボードゲーム:計画性と問題解決能力を高める
  5. パズル:論理的思考力と試行錯誤する力を鍛える

1. ブロック遊び:創造力と空間認識力を養う

ブロック遊びって、子供の頃夢中になった思い出、ありませんか?

実はこれ、創造力と空間認識力を育むのに最強の遊びなんです。「どんなお城を作ろうかな?」「もっと高いタワーにするにはどうしたらいいかな?」って考えること自体が、プログラミング的思考につながっています。

小学生のお子さんのお母さんから、「うちの子、ブロックで秘密基地を作るのに夢中で、設計図まで描き始めたんです!」というお話を聞きました。

遊びの中で、自然とプログラミング的思考が育まれているんですね。

小学生向けのプログラミングおもちゃについては、「小学生向けプログラミングおもちゃおすすめ11選!遊びながら学べる人気商品を紹介」で紹介をしておりますため、ご覧ください。

2. お絵描き:順序立てて考える力を育む

お絵描きも、実はプログラミング的思考を育むのに効果的。

「何を描こうかな?」「今日はこの色を使ってみよう!」

「どんな順番で描いたら、この絵が完成するかな?」と考えることで、物事を順序立てて考える力が身につきます。

3. カードゲーム:ルールと戦略的思考を学ぶ

カードゲームは、ルールを理解して、戦略的に考える力を鍛えるのにピッタリ。

トランプUNOなど、シンプルなルールでも「今の状況で、どのカードを出せば勝てるかな?」と考えることで、論理的思考力と問題解決能力が自然と鍛えられます。

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4. ボードゲーム:計画性と問題解決能力を高める

ボードゲームは、サイコロの出目や相手の行動など、予測できない変化が起こるのが面白いところ。

状況に合わせて柔軟に対応しながらゴールを目指すことで、計画性や問題解決能力が高まります。

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5. パズル:論理的思考力と試行錯誤する力を鍛える

パズルは、ピースの形や配置をじっくり観察しながら、論理的に考えて、完成形を目指す遊び。

ジグソーパズルや迷路、数独など、色々な種類のパズルを通して、論理的思考力と、諦めずに試行錯誤する力が身につきます。

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子供のプログラミング思考をさらに深めるための3つのポイント

遊びを通してプログラミング的思考を育むための、ちょっとしたコツをお伝えしますね。

  • 親子で一緒に楽しむ
  • 成功体験を積み重ねる
  • 日常生活と関連付ける

親子で一緒に楽しむ

お子さんが「楽しい!」と感じられることが一番大切です。

笑顔で、たくさん褒めてあげながら、一緒に楽しんで取り組んでみてくださいね。

成功体験を積み重ねる

最初は簡単な課題から始めて、少しずつ難易度を上げていくのがコツ。

「できた!」という成功体験を積み重ねることで、お子さんの自信と学ぶ意欲が育まれていきます。

日常生活と関連付ける

プログラミング的思考は、日常生活のあらゆる場面で役立つスキル。

「今日の晩ご飯、何食べたい?」「じゃあ、一緒に買い物リスト作ろうか。何が必要かな?」といった具合に、親子で一緒に「これはプログラミング的思考を使ってるね!」と意識してみるのもおすすめです。

プログラミング的思考で子供の未来を拓く

プログラミング的思考は、変化の激しいこれからの時代を生き抜くために、子供たちにぜひ身につけてほしい大切な力です。

プログラミング教育の必要性と将来の可能性

IT技術が進化し続ける現代社会では、プログラミング的思考はどんな仕事をする上でも、必要とされる時代になりつつあります。小学校低学年のうちからこの力を育んでおくことで、お子さんの将来の可能性を大きく広げることができるでしょう。

家庭学習から始める第一歩

プログラミング教育=プログラミング教室に通わなきゃ…と思いがちですが、実はそんなことはありません。家庭で、親子で一緒に遊びながら、楽しくプログラミング的思考を育むことができるんです。この記事で紹介した遊びを参考に、ぜひ今日から始めてみてくださいね。

子供のプログラミング的思考でよくある質問

子供のプログラミング的思考でよくある以下の質問について回答します。

  • プログラミング思考の具体例は?
  • 子供は何歳からプログラミングを教えるべきですか?
  • プログラミング的思考の5つの要素は?

Q:プログラミング思考の具体例は?

A:段取りを考えることこそ、プログラミング的思考の始まりです。

夕飯の準備って、実は頭の中であれこれ考えて手順を組んでいますよね?

例えば、「煮込み料理は時間がかかるから、先にサラダを作っておこう。あ、でもご飯も炊かないと…そうだ、お米を研いでタイマーセットしてからサラダに取りかかろう!」といった具合に。

実はこうした段取りを考えることこそ、プログラミング的思考の始まりなんです。複雑なプログラムを組むだけがプログラミング的思考ではありません。

日常生活の中で、私たちは無意識のうちに、目的を達成するための一番効率的な手順を考えているんですね。これが「プログラミング的思考」です。

Q:子供は何歳からプログラミングを教えるべきですか?

A:決まった年齢はありません。お子さんが「やってみたい!」と思った時がベストタイミング。

確かに、多くの教材やツールは6歳くらいからを対象年齢としていますが、これはあくまで目安。

英語やスポーツを始めるのと同じように、お子さんの興味とやる気があれば、何歳からでもプログラミング学習は始められます。

関連記事:小学校プログラミングは何年生から?親が知っておくべきメリットと学習方法

Q:プログラミング的思考の5つの要素は?

A:プログラミング的思考は、以下の5つの要素に分類されます。

  • 抽象化
  • 分解
  • 一般化
  • 組合せ
  • 分析・評価