「今年の夏休みは、プログラミングで自由研究に挑戦!」
そう意気込んでいるお子さん、そして保護者の皆さん、ちょっと待ってください。
プログラミングの自由研究は、作品を作るだけでは終わりません。
実は、学校への「提出方法」がとても重要なんです。
せっかく頑張って作った作品も、提出方法を間違えると、先生にきちんと評価してもらえないことも…。「うちの子、ちゃんと提出できるかな…」「どんなことに気をつけたらいいんだろう?」そんな不安、ありますよね。
私も、教室の保護者の方から、提出方法についてのご相談をよく受けます。「データの提出って、どうすればいいの?」「模造紙にまとめる場合、何を書けばいいの?」など、皆さん、いろいろ悩まれているようです。
この記事では、そんな皆さんの不安を解消できるよう、小学生のプログラミング自由研究で失敗しないための提出方法と、学校への確認事項を、わかりやすく解説します!
この記事を読めば、もう提出方法で迷うことはありません。自信を持って、お子さんの自由研究をサポートしてあげてくださいね!
【小学生】自由研究プログラミングの提出方法|失敗しない注意点と学校への確認事項
「さあ、いよいよ提出!」…と、その前に。
本章では、提出前に絶対に確認しておきたいこと、そして、提出方法の種類について、じっくり解説していきます。
ここを押さえておけば、安心して提出日を迎えられますよ。
- なぜプログラミングの自由研究で提出方法の確認が重要なのか?
- 学校に確認すべき3つのポイント|提出形式・締切日・評価基準
- 【一覧】自由研究プログラミングの主な提出方法5選と必要なもの
なぜプログラミングの自由研究で提出方法の確認が重要なのか?
プログラミングの自由研究って、作品そのものも大事だけど、「どうやって提出するか」も、実は同じくらい大切なんです。
だって、考えてみてください。
せっかく時間をかけて、素晴らしいゲームやアニメーションを作ったのに、提出方法を間違えて、先生に見てもらえなかったら…?
こんなに悲しいことはありませんよね。
自由研究は、「テーマを決める → 調べる・作る → まとめる・発表する」という、一連の流れで評価されます。
プログラミングの場合、「プログラムがちゃんと動くこと」は、もちろん大切。
でも、先生は、「どうしてこのテーマを選んだの?」「どんなことを考えながら作ったの?」という、作るまでの過程もしっかり見ているんです。
だからこそ、提出方法を間違えると、せっかくの頑張りが先生に伝わらない…なんてことになりかねません。
きちんと提出できれば、お子さんの頑張りが正しく評価されて、「やったー! 頑張ってよかった!」と、大きな自信にもつながります。
提出方法の確認は、お子さんのためにも、そして、お母さん、お父さんのためにも、絶対に欠かせないステップなんです。
学校に確認すべき3つのポイント|提出形式・締切日・評価基準
プログラミングの自由研究を提出する前に、絶対に学校に確認してほしいことが3つあります。
「提出形式」「締切日」「評価基準」
「えー、そんなの当たり前じゃない?」と思うかもしれません。でも、意外と見落としがちなのが、この3つのポイントなんです。
実は、自由研究のルールって、学校や先生によって、結構違うんです。特にプログラミングの自由研究は、他の教科とは違う提出方法になることもあります。
以前、こんなことを聞きました。
あるお子さんが、動画で自由研究を提出しようとしたところ、学校のパソコンでは再生できない形式だったんです…。
結局、お母さんが慌てて動画を変換して、再提出することになったそうです。
こんなことにならないためにも、事前の確認が大切。
「知らなかった!」というトラブルを防いで、スムーズに提出、そして気持ちよく評価してもらいましょう。
- 提出形式:
- 「模造紙?」「レポート?」「データ?」「動画?」「プレゼン資料?」…学校は、どんな形で提出してほしいのか、しっかり確認しましょう。
- データ提出の場合、「ファイル形式は?(Scratchの.sb3? Word? PDF?)」「どうやって提出するの?(USBメモリ? 学校のパソコン? オンライン?)」…細かい点も、忘れずに!
- 締切日:
- 提出期限は、絶対に守りましょう! 先生によっては、期限を過ぎると受け取ってくれないことも…。(本当に、怖いですよ!)
- 「夏休み明けすぐ?」「9月に入ってから?」…学校のスケジュールを、しっかり確認!
- 評価基準:
- 「プログラムがちゃんと動けばOK?」「アイデアが面白ければいい?」「工夫したところを説明できると評価される?」…先生がどんなところを見るのかを知っておくと、自由研究の方向性も決めやすくなります。
- 「プログラムの完成度だけじゃなくて、考察(わかったこと、考えたこと)もちゃんと書かないとダメだよ」…なんていう先生もいるかもしれません。
この3つのポイントを確認するのは、ちょっと面倒に感じるかもしれません。
でも、ここをしっかり押さえておけば、安心して自由研究に取り組めます。
先生に質問するのはドキドキするかもしれませんが、勇気を出して! 意外と優しく教えてくれますよ。
【一覧】自由研究プログラミングの主な提出方法5選と必要なもの
プログラミングの自由研究の提出方法には、主に5つの種類があります。「模造紙」「データ」「レポート」「動画」「プレゼン資料」。 「えー、こんなにたくさんあるの!?」と、びっくりした方もいるかもしれませんね。
でも、大丈夫! それぞれの提出方法には、良いところと、ちょっと大変なところがあります。 お子さんの作品や、学校のルールに合わせて、「これが一番!」という方法を選べばいいんです。
提出方法 | メリット | デメリット | 必要なもの |
---|---|---|---|
模造紙 | ・手書きで自由にレイアウトできる!絵や図を大きく描いたり、カラフルにしたり…、自分らしく表現できるのが、模造紙の良いところ。 ・プログラムのフローチャート(流れ図)を描いて、「こうやって動くんだよ!」と視覚的に説明しやすいのも、嬉しいポイント! |
・プログラムの動きを直接見せられないのが、ちょっと残念…。 ・間違えたときに、最初から書き直しになるのは、正直、大変…。(涙) |
模造紙、ペン、定規、色鉛筆、写真、印刷した資料など |
データ | ・作ったプログラムを、先生にそのまま見てもらえる! これが、データ提出の一番の魅力。 ・ファイルサイズが小さければ、オンラインで送れるから、学校に持っていく手間も省ける! |
・学校のパソコンでファイルが開けないと、見てもらえない…。(悲劇!) ・個人情報とか、セキュリティには、しっかり気をつけないと! |
USBメモリ、CD-R、クラウドストレージのアカウントなど(学校指定による) |
レポート | ・研究の目的、方法、結果、考察…と、順を追って、詳しく説明できる! ・文章で論理的に説明する練習にもなるから、一石二鳥! |
・プログラムの動きを直接見せられないのは、やっぱりもどかしい…。 ・レイアウトの自由があまりないから、ちょっと地味に見えちゃうかも…。 |
レポート用紙、パソコン、プリンターなど |
動画 | ・プログラムが動いている様子を、音と映像でバッチリ伝えられる! これは、動画ならではの強み。 ・発表会でみんなに見てもらうこともできるから、ちょっと自慢できるかも! |
・動画を作るには、編集スキルが必要…。 ・ファイルサイズが大きくなりがちだから、提出方法をちゃんと確認しないと! |
パソコン、動画編集ソフト、カメラ、マイクなど |
プレゼン資料 | ・スライドを使って、写真やイラストをたくさん入れて、見やすく説明できる! ・発表会で使うこともできるから、一回作れば、二度おいしい! |
・PowerPointみたいな、プレゼンテーションソフトを使いこなせないと、ちょっと大変…。 ・スライドの枚数や発表時間に制限がある場合も…。 |
パソコン、プレゼンテーションソフト(PowerPointなど) |
そんなときは、遠慮なく先生に相談してください! 先生は、提出方法について、一番詳しい情報を持っています。
お子さんの作品にぴったりの提出方法を、一緒に見つけましょう!
【形式別】自由研究プログラミングの提出方法|書き方・作り方詳細
提出方法には色々あるけど、「具体的にどうすればいいの?」と、不安に思っている方もいるかもしれませんね。
大丈夫。
本章では、それぞれの提出方法について、もっと詳しく、具体的なやり方を解説していきます。
「これなら、うちの子にもできそう!」と思える方法が、きっと見つかりますよ。
- 模造紙での提出|小学生向けレイアウトと書き方のコツ
- データ提出|ファイル形式とオンライン提出の注意点
- レポート提出|プログラミング自由研究レポートの構成と書き方
- 動画提出|伝わる動画の作り方と先生に評価されるポイント
- プレゼン資料提出|小学生でもできるPowerPoint資料作成術
模造紙での提出|小学生向けレイアウトと書き方のコツ
模造紙での提出は、昔ながらの定番スタイル。 でも、プログラミングの自由研究の場合、ちょっとしたコツがあるんです。
模造紙で大切なのは、研究の目的、方法、結果、そして考察(わかったこと、考えたこと)を、絵や図をたくさん使って、見やすくまとめること。
模造紙は、大きな紙だから、自由にレイアウトできるのが良いところ。
でも、プログラミングの自由研究の場合、プログラムの動きを直接見せることはできません。
だからこそ、フローチャート(プログラムの流れを図にしたもの)や、画面のスクリーンショットを使って、「こんなプログラムを作ったんだよ!」と、わかりやすく説明することが大切なんです。
具体的にどうすればいい?
- レイアウト:
- タイトル:
- 一番上に、大きく、目立つように!
- 例えば…「Scratchで挑戦! 宇宙を救うシューティングゲーム」
- 研究の目的:
- 「どうして、この研究をしようと思ったの?」という、きっかけを書きましょう。
- 例えば…「シューティングゲームが大好きだから、自分で作ってみたかった!」
- 研究の方法:
- 「どんなプログラムを作ったの?」「どんな工夫をしたの?」を、具体的に。
- 例えば…「Scratchを使って、宇宙船が隕石をよけながら進むゲームを作ったよ。隕石に当たると、ゲームオーバーになるようにしたんだ!」
- 結果:
- プログラムが動いた結果、どうなったのかを説明します。
- 例えば…「宇宙船が最後までたどり着くと、『やったー!クリア!』って画面が出るようにしたよ!」
- 考察:
- 研究を通してわかったこと、面白かったこと、難しかったこと、反省点、そして、これからやってみたいこと…。
- 例えば…「最初は難しかったけど、隕石をよける動きを作るのが、すごく楽しかった! 次は、もっと敵キャラを増やしてみたいな。」
- プログラムの説明:
- フローチャートを使って、プログラムがどう動くのかを、矢印や図形でわかりやすく!
- Scratchなどの画面を写真に撮って(スクリーンショット)、模造紙に貼り、「ここは、こうなっているんだよ」とコメントを付けると、さらにわかりやすくなります。
- プログラムのコードを全部書く必要はありません。「どんなことをしているのか」が伝わればOK!
- タイトル:
- 書き方のコツ:
- 字だけじゃなくて、絵や図をたくさん! 見ているだけで楽しくなるように!
- 色を上手に使いましょう!(例:大事なところは赤で書く、フローチャートの矢印を色分けする)
- 見出しや小見出しを付けて、「ここには、こんなことが書いてあるよ」と、わかりやすく!
- 字の間違い、言葉の間違いがないか、最後にチェック!
模造紙での提出は、プログラムの動きを見せられない分、工夫が必要です。
でも、絵や図をたくさん使って、カラフルに、楽しくまとめれば、先生にもきっと「すごい! 頑張ったね!」と思ってもらえますよ。
データ提出|ファイル形式とオンライン提出の注意点
データ提出は、作ったプログラムを、先生にそのまま見てもらえる、とっても便利な方法です。 でも、注意点もいくつかあるんです。
データで提出するときは、学校が指定したファイル形式を必ず確認! そして、オンラインで提出する場合は、個人情報やセキュリティに注意しましょう。
学校のパソコンでファイルが開けないと、先生は作品を見ることができません…。(悲しい!) それに、オンラインで提出するときは、個人情報が漏れたり、ウイルスに感染したり…なんてことにならないように、気をつけないといけないことがたくさんあります。
具体的にどうすればいい?
- ファイル形式:
- Scratchで作ったプログラムなら、普通は「.sb3」という形式のファイルで提出します。
- もし、他のプログラミング言語(Pythonなど)を使った場合は、先生に「どの形式で提出すればいいですか?」と確認しましょう。(例:Pythonなら「.py」形式)
- 学校によっては、「WordやPDFのレポート形式で出してね」と言われることもあります。
- オンライン提出:
- 「USBメモリに入れて持ってきて」「学校のサーバーにアップロードして」「このクラウドストレージ(オンラインのデータ保管場所)に提出して」…学校によって、提出方法が違うので、必ず確認!
- ファイル名に、「学年、組、番号、名前」を入れるなど、学校のルールに従いましょう。
- ファイルサイズが大きすぎると、送れないことがあります。事前に先生に相談するのがおすすめです。
- Google DriveやOneDriveなどのクラウドストレージを使うときは、共有設定に注意! 他の人に見られないように、「関係者のみ」などの設定にしましょう。
- 提出する前に、ウイルスチェック! これは、絶対に忘れずに!
データ提出は、プログラムの動きをそのまま見てもらえる!というメリットがありますが、ファイル形式やオンライン提出には、注意が必要です。
学校のルールをしっかり確認して、「あれ? 提出できない…」なんてことにならないように、準備万端で!
レポート提出|プログラミング自由研究レポートの構成と書き方
レポート提出は、研究の内容を文章で詳しく説明できる、おすすめの提出方法です。
でも、「レポートって、どうやって書けばいいの…?」と、悩んでしまう方もいるかもしれませんね。
レポートで提出する場合は、研究の目的、方法、結果、考察を、順序立てて、わかりやすく書くことが大切です!
レポートは、プログラムの動きを直接見せることはできません。
だからこそ、文章だけで、「どんな研究をしたのか」「どんなことがわかったのか」を、先生に伝えなければいけません。
そのためには、わかりやすい文章で、順序立てて書くことが重要になってきます。
具体的にどうすればいい?
- 構成:
- 表紙:
- タイトル、学年、組、番号、名前、提出日を書きましょう。
- かっこいいデザインにすると、先生の目を引くかも!?
- 目次:
- レポート全体の構成がわかるように、目次をつけましょう。
- 長いレポートの場合は、特に役立ちます。
- はじめに:
- 研究の目的、背景、きっかけなどを書きます。
- 「なぜ、この研究をしようと思ったのか」を、自分の言葉で!
- 研究の方法:
- 「どんなプログラムを作ったのか」「どんな工夫をしたのか」を、具体的に書きます。
- プログラミング言語やツール、参考にした本やWebサイトなども書きましょう。
- 結果:
- プログラムの動作を説明します。
- スクリーンショットを貼ると、さらにわかりやすくなります!
- 考察:
- 研究を通してわかったこと、面白かったこと、難しかったこと、反省点、今後の課題などを書きます。
- ここが、一番大事なところ! 自分の考えをしっかり書きましょう。
- 参考文献:
- 参考にした本やWebサイトの情報を、正しく書きましょう。
- 表紙:
動画提出|伝わる動画の作り方と先生に評価されるポイント
動画提出は、プログラミングの自由研究の成果を、動きと音で、いきいきと伝えることができる、とっても効果的な方法です。
「動画なんて作ったことない…」と不安に思うかもしれませんが、大丈夫。
ポイントを押さえれば、小学生でも、きっと素敵な動画が作れますよ。
動画で提出する場合は、プログラムの動作を見せながら、研究の目的や工夫した点を、わかりやすく解説することが大切です。
動画は、プログラムが実際に動いている様子を見せることができるので、先生に「すごい!」と、インパクトを与えることができます。
でも、ただプログラムの動作を撮影するだけでは、「何がすごいのか」「どこを頑張ったのか」が、先生に伝わりません。
具体的にどうすればいい?
- 動画の構成:
- オープニング:
- タイトル、学年、組、番号、名前を表示しましょう。
- 「これから、どんな動画が始まるのかな?」と、わくわくさせるようなオープニングに! 例えば、作ったゲームのタイトル画面を映したり、BGMを入れたり…。
- 研究の目的:
- 「なぜ、この研究をしようと思ったのか」を説明します。
- 「ゲームが好きだから」「ロボットを動かしてみたかったから」など、自分の言葉で語りかけましょう。
- プログラムの紹介:
- 「どんなプログラムを作ったのか」「どんな工夫をしたのか」を説明します。
- 例えば、「Scratchを使って、迷路ゲームを作りました。キャラクターが壁に当たると、スタートに戻るように工夫しました」など。
- プログラムの動作:
- 実際にプログラムを動かしながら、動作を説明します。
- 「ここで、キャラクターがジャンプします!」「見てください! 敵を倒しました!」など、実況中継風にすると、見ていて楽しくなります。
- 結果と考察:
- 研究を通してわかったこと、面白かったこと、難しかったこと、反省点、今後の課題などを説明します。
- 「最初は難しかったけど、完成したときは、すごく嬉しかったです!」「次は、もっと難しいゲームを作ってみたいです!」など、自分の言葉で!
- エンディング:
- まとめや感想を述べて、動画を締めくくりましょう。
- 「ご視聴ありがとうございました!」と、感謝の言葉も忘れずに。
- オープニング:
- 動画作りのコツ:
- 事前にシナリオ(台本)を作成し、話す内容を決めておきましょう。
- 明るい場所で撮影しましょう。暗いと、画面が見えにくくなってしまいます。
- 声ははっきりと、聞き取りやすく! マイクを使うと、さらにGood!
- 不要な部分をカットするなど、動画編集を行いましょう。
- BGMや効果音を入れると、より見やすい動画になります。(ただし、著作権には注意!)
- 動画の長さは、学校の指示に従いましょう。「○分以内」と、決まっている場合があります。
動画での提出は、プログラムの動作を視覚的に伝えられるため、先生にアピールしやすい方法です。 動画編集は、少し難しいかもしれませんが、挑戦する価値あり!です。
関連記事:動画編集講座
プレゼン資料提出|小学生でもできるPowerPoint資料作成術
プレゼンテーション資料での提出は、発表会を想定した練習にもなる、おすすめの方法です。
「PowerPointなんて、使ったことない…」と、不安に思うかもしれませんが、大丈夫! コツさえつかめば、小学生でも、見やすい資料を作ることができますよ。
プレゼンテーション資料で提出する場合は、スライドを使って、研究内容を視覚的にわかりやすくまとめることが重要です。
プレゼンテーション資料は、発表会などでよく使われる形式ですが、自由研究の提出方法としても活用できます。
スライドを使うことで、文字だけでなく、図やイラスト、写真、グラフなどを効果的に配置し、研究内容をわかりやすく伝えることができます。
具体的にどうすればいい?
- スライド構成:
- 表紙:
- タイトル、学年、組、番号、名前を入れましょう。
- 研究内容に関連するイラストや写真を入れると、さらにGood!
- 目次:
- 発表全体の流れを示しましょう。
- 「今日は、こんなことを発表します!」と、最初に伝えることで、聞いている人も、内容を理解しやすくなります。
- 研究の目的:
- 「なぜ、この研究をしようと思ったのか」を説明します。
- 「ゲームが好きだから」「ロボットを動かしてみたかったから」など、自分の言葉で!
- 研究の方法:
- 「どんなプログラムを作ったのか」「どんな工夫をしたのか」を説明します。
- 例えば、「Scratchを使って、迷路ゲームを作りました。キャラクターが壁に当たると、スタートに戻るように工夫しました」など。
- 結果:
- プログラムの動作を説明します。
- スクリーンショットを貼ると、さらにわかりやすくなります!
- 考察:
- 研究を通してわかったこと、面白かったこと、難しかったこと、反省点、今後の課題などを説明します。
- ここが、一番大事なところ! 自分の考えをしっかり書きましょう。
- まとめ:
- 研究の成果を簡潔にまとめましょう。
- 「この研究を通して、○○がわかりました」「次は、△△に挑戦したいです」など。
- 表紙:
- PowerPoint資料作成のコツ:
- 1枚のスライドに、情報を詰め込みすぎない! 見出し、説明文、図表など、要素ごとに分けて、すっきりと。
- 文字の大きさやフォント(書体)を見やすく! 小さすぎる文字や、読みにくいフォントはNG。
- 図やイラスト、写真、グラフなどを効果的に使いましょう。
- アニメーションやトランジション(スライド切り替え効果)は、使いすぎない! 派手すぎる演出は、逆効果になることも。
- 発表原稿(ノート)を作成しておくと、発表時に役立ちます。「何を話すんだっけ…?」と、焦らずに済みますよ。
プレゼンテーション資料での提出は、PowerPointなどのソフトの使い方がわからないと、最初は戸惑うかもしれません。
でも、一度覚えてしまえば、いろいろな場面で役立ちます。 ぜひ、挑戦してみてください。
関連記事:初心者向けPowerPoint入門講座
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自由研究プログラミング提出で失敗しないための5つの注意点
せっかく頑張って作ったプログラミングの自由研究。 「提出で失敗した…」なんてことにならないように、本章では、特に注意してほしい5つのポイントを解説します。
- プログラムが完成しない!提出期限ギリギリにならないための対策
- 著作権侵害に注意!Scratchやmicro:bitの素材利用
- 学校のパソコンで開けない!ファイル形式と互換性の問題
- 個人情報の書き込みはNG!オンライン提出時のセキュリティ対策
- 先生は何を見ている?評価ポイントと減点対象
プログラムが完成しない!提出期限ギリギリにならないための対策
プログラミングは、計画的に! 早めに! が鉄則です。
プログラミングって、楽しいけど、思った以上に時間がかかるもの。
特に、初めてプログラミングをする場合は、エラーが出てつまずいたり、思ったように動かなかったり…、なんてことは、しょっちゅうです。
「まだ時間あるから大丈夫!」なんて思っていると、あっという間に提出期限ギリギリ! …なんてことになりかねません。
具体的にどうすればいい?
- 夏休み全体のスケジュールを立てる:
- 「いつまでに、何をするのか?」、大まかな計画を立てましょう。
- 「夏休みは、毎日1時間プログラミングをする!」など、具体的な目標を立てるのもGood!
- プログラミングに使える時間を把握する:
- 他の宿題や、習い事、遊びの予定なども、ちゃんと考えておきましょう。
- 「夏休みは、意外と忙しい…」ということに、気づくはず!
- 作業を細分化する:
- プログラムを、いくつかの部分に分けて、「ここまでを、いつまでに作る」と、具体的な締め切りを決めましょう。
- 例えば、「1週間目で、キャラクターを動かせるようにする」「2週間目で、敵の動きを作る」など。
- 予備日を設ける:
- 予定通りに進まなかったときのために、予備日を作っておくと、安心!
- 「うまくいかない…」というときも、焦らずに、じっくり取り組めます。
- 早めに先生に相談する:
- わからないことや、困ったことがあったら、一人で悩まず、早めに先生に相談しましょう。
- 先生は、きっと、あなたの力になってくれます!
著作権侵害に注意!Scratchやmicro:bitの素材利用
Scratchやmicro:bitなどの素材を使うときは、著作権に注意!
Scratchやmicro:bitには、たくさんのキャラクターや背景、音楽などの素材が用意されています。 これらの素材は、自由に使ってOK! …とは限りません。
中には、「自由に使っていいけど、作った人の名前を表示してね」「商用利用(お金儲けのために使うこと)はダメだよ」など、ルールが決まっている素材もあります。
ルールを無視して、勝手に素材を使ってしまうと、「著作権侵害」という、立派な法律違反になってしまうことも…!
- Scratchの場合:
- Scratchの素材は、基本的に、Scratch内で使う分には、自由に使ってOKです。
- ただし、Scratch以外の場所で使う場合(例えば、動画サイトに投稿する場合など)は、注意が必要です。
- Scratchの公式サイトで、利用規約(ルール)を確認しましょう。
- micro:bitの場合:
- micro:bitの公式サイトで提供されている素材は、基本的に、教育目的であれば、自由に使ってOKです。
- ただし、自分で用意した画像や音楽を使う場合は、著作権に注意が必要です。
- その他の素材:
- インターネットで見つけた画像や音楽を使う場合は、必ず、利用規約を確認しましょう。
- 「フリー素材」と書かれていても、利用条件が設定されている場合があるので、注意が必要です。
- よくわからない場合は、使わないのが一番安全です。
学校のパソコンで開けない!ファイル形式と互換性の問題
作ったプログラムのファイル形式が、学校のパソコンで開けるかどうか、必ず確認!
せっかく作ったプログラムも、学校のパソコンで開けなければ、先生に見てもらうことができません…。(悲劇!) 特に、Scratch以外のプログラミング言語(Pythonなど)を使う場合は、注意が必要です。
- Scratchの場合:
- Scratchで作ったプログラムは、「.sb3」という形式のファイルになります。
- Scratchは、ほとんどの学校のパソコンに入っているので、基本的には、この形式で提出すればOKです。
- ただし、念のため、先生に確認しておくと、さらに安心!
- その他のプログラミング言語の場合:
- Pythonなど、他のプログラミング言語を使う場合は、必ず、先生に「どの形式で提出すればいいですか?」と確認しましょう。
- 学校のパソコンに、そのプログラミング言語のソフトが入っていないと、ファイルを開くことができません。
- 場合によっては、「実行ファイル(.exeなど)」という形式に変換する必要があるかもしれません。
- WordやPDFの場合:
- 学校によっては、「レポートはWordで提出」「プログラムの説明はPDFで」など、ファイル形式を指定されることがあります。
- この場合も、必ず、先生に確認しましょう。
- WordやPDFは、ほとんどのパソコンで開くことができますが、バージョンが違うと、レイアウトが崩れてしまうことがあります。
個人情報の書き込みはNG!オンライン提出時のセキュリティ対策
オンラインで提出する場合は、個人情報に注意! そして、ウイルス対策も忘れずに。
オンライン提出は、とっても便利ですが、注意しなければいけないこともあります。
それは、「個人情報」と「ウイルス」です。
もし、ファイルの中に、自分の名前や住所、電話番号などを書き込んでしまうと、それがインターネット上に流出して、悪用されてしまう危険性があります。
また、ウイルスに感染したファイルを提出してしまうと、学校のパソコンがウイルスに感染して、大変なことになるかもしれません…。
- 個人情報:
- ファイル名や、ファイルの中身(プログラムのコメントなど)に、自分の名前や住所、電話番号、学校名、メールアドレスなどの個人情報を書き込まないようにしましょう。
- もし、名前などを入れる必要がある場合は、先生に相談しましょう。
- ウイルス対策:
- 提出する前に、必ず、ウイルスチェックを行いましょう。
- パソコンに、ウイルス対策ソフトを入れておくことも、大切です。
- 怪しいWebサイトからダウンロードしたファイルは、特に注意が必要です。
教室では、オンラインで作品を提出する機会は、あまりありませんが、もしオンラインで提出することになった場合は、これらの注意点を、しっかり守ってくださいね。
先生は何を見ている?評価ポイントと減点対象
先生は、プログラムの完成度だけでなく、研究の過程や、工夫した点、考察なども、しっかり見ています。
自由研究は、「自分でテーマを決めて、自分で調べて、自分で考えて、自分でまとめて、自分で発表する」という、一連の学習活動です。
だから、先生は、「プログラムがちゃんと動くかどうか」だけでなく、「どんなことを考えて、どんな工夫をして、どんなことを学んだのか」という、プロセス(過程)も、しっかり評価します。
- 評価ポイント:
- テーマの独創性:
- 「他の人とは違う、面白いテーマを選んだか?」
- 「自分で考えたオリジナルのアイデアか?」
- 研究の計画性:
- 「計画的に研究を進められたか?」
- 「途中で問題が起きたとき、どのように解決したか?」
- プログラムの完成度:
- 「プログラムが正しく動作するか?」
- 「エラーが出ないか?」
- 「使いやすいか?」
- 工夫した点:
- 「プログラムをわかりやすくするために、どんな工夫をしたか?」
- 「より面白くするために、どんな工夫をしたか?」
- 考察の深さ:
- 「研究を通して、どんなことがわかったか?」
- 「どんなことを考えたか?」
- 「反省点や、今後の課題は何か?」
- 表現力:
- 「研究の成果を、わかりやすく伝えることができたか?」
- 「資料のまとめ方は適切か?」
- テーマの独創性:
- 減点対象:
- 提出期限を守らない。
- 学校のルールを守らない。
- 他の人の作品を真似する。
- 個人情報を書き込む。
- ウイルスに感染したファイルを提出する。
- 考察が不十分。
- 誤字・脱字が多い。
先生としては、「プログラムが動いた!」「完成した!」という達成感も、もちろん大切にしてほしいと思っています。
でも、それ以上に、「どうして、このテーマを選んだのか」「どんなことを考えながら作ったのか」「どんなことがわかったのか」を、自分の言葉で説明できるようになってほしい。
それが、プログラミングを通して、本当に身につけてほしい力なんです。
【小学生】自由研究プログラミング提出前の最終チェックリスト
さあ、いよいよ提出! …と、その前に! 最後に、このチェックリストで、最終確認をしましょう。 「あれ? これ、大丈夫かな…?」と、不安な気持ちを、ここで解消!
提出形式
- [ ] 学校指定の提出形式を確認しましたか?
- [ ] 模造紙の場合:
- [ ] タイトル、研究の目的、方法、結果、考察は書きましたか?
- [ ] 図やイラスト、写真などを効果的に使っていますか?
- [ ] プログラムの説明はわかりやすいですか?
- [ ] 誤字・脱字はありませんか?
- [ ] データ提出の場合:
- [ ] 学校指定のファイル形式になっていますか?
- [ ] ファイル名は適切ですか?(例:学年_組_番号_氏名_自由研究.sb3)
- [ ] オンライン提出の場合、個人情報は書き込んでいませんか?
- [ ] ウイルスチェックはしましたか?
- [ ] レポート提出の場合:
- [ ] 表紙、目次、はじめに、研究の方法、結果、考察、参考文献、(必要に応じて)付録の構成になっていますか?
- [ ] 文章は「ですます調」で書かれていますか?
- [ ] 誤字・脱字はありませんか?
- [ ] 図表を効果的に使っていますか?
- [ ] 動画提出の場合:
- [ ] 動画の構成は、オープニング、研究の目的、プログラムの紹介、プログラムの動作、結果と考察、エンディングになっていますか?
- [ ] 明るい場所で撮影しましたか?
- [ ] 声ははっきりと、聞き取りやすいですか?
- [ ] 不要な部分はカットしましたか?
- [ ] BGMや効果音は適切ですか?(著作権に注意!)
- [ ] 動画の長さは、学校の指示に従っていますか?
- [ ] プレゼン資料提出の場合:
- [ ] スライド構成は、表紙、目次、研究の目的、研究の方法、結果、考察、まとめになっていますか?
- [ ] 1枚のスライドに情報を詰め込みすぎていませんか?
- [ ] 文字の大きさやフォントは見やすいですか?
- [ ] 図やイラスト、写真、グラフなどを効果的に使っていますか?
- [ ] アニメーションやトランジションは、使いすぎていませんか?
提出期限
- [ ] 提出期限は守れそうですか?
その他
- [ ] 学校に確認すべきことは、すべて確認しましたか?
- [ ] わからないことや、困ったことは、先生に相談しましたか?
このチェックリストを参考に、最終確認をしっかり行って、自信を持って、自由研究を提出しましょう。
そして…、自由研究、お疲れ様でした!
プログラミングに挑戦したこと、そして、最後までやり遂げたこと、本当に素晴らしいです。
この経験は、きっと、お子さんの将来に、大きく役立つはずです。
夏休みの貴重な時間を、プログラミングの自由研究に費やした皆さん、本当にお疲れ様でした。
そして、最後まで読んでくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
当教室(PC堂パソコン教室)では、無料体験授業や、個別相談会を随時実施しています。
プログラミング無料体験会(1回50分/随時開催※保護者同伴)
「プログラミング教育について、もっと詳しく知りたい!」「うちの子に合う学習方法が知りたい!」
そんな方は、ぜひ一度、当教室までお気軽にご相談ください。
お子さんの可能性を広げる、最適な学びを、一緒に見つけましょう。